エルブルース4、5日目
4日目
今日はテレスコルの村からリフト、ロープウェイ、雪上車を使用して自分の荷物やパーティの食糧等を荷揚げしていく。キリマンジャロではこれらはポーターの仕事だったが、エルブルースでは自分たちでする。各動力の間を運ぶのはかなりの重労働だった。
そして、昼過ぎにコンテナ3900m小屋に到着。ここで2泊した後、深夜にアタックする。
この日は天気も良かったので、4100mの岩場まで往復2時間の高度順応。アイゼンの結び方が逆という超初歩的なミスを犯すも、それ以外は何事も無く無事ハイキング終了。夜になっても気温は3度程でかなり暖かく過ごしやすかった。
5日目
今日は朝5時出発で登り3時間掛けて、4700mのパスツーコフ岩まで行く。ここのサイトがわかりやすいので、画像を転載させていたただきます。
https://www.dac-group.co.jp/7dac/04.html
ちなみパーティの配置としては一番先頭がロシア人ガイド、二番目に一番遅い人、三番目に次に遅い人となる。これは遅い人のペースに合わせるということで、もちろん私は二番目だ。スタート30分後ぐらいには女性が足に痛みを訴え、立ち止まる場面があった。どうやら靴が合わず、足の皮が剥けていたみたいだ。私なら間違いなく引き返すが、この女性はそれでも行くと言う。日本人ガイドがテーピングの緊急措置をし、歩みを再開する。さすが、ここまで来るような女性は気合いが凄い。
そんなこんなでパスツーコフに到着し、30分ほどゆっくりする。それから下山し、小屋には1時ごろ到着。ダイアモックスと高度順応の日数もしっかり取れた事で若干の食欲不振はあるが、頭痛は無し。しかし、明日の最終アタックへの不安もありかなり憂鬱な状態続いていた。5000mぐらいまでは雪上車でいける予定だったが、今年は雪が少ないということで、雪上車が4700mパスツーコフ岩までしか行けず、そこからの約300mがかなりの急登らしく2時間ほどかかるらしい。厄介な体力削りが追加されたが、考えても仕方無いので、何も考えないようにするしかない。
明日の深夜12時アタックに向けて、早めに床に着く。
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