海外山登りブログ

アラサー。2016年12月キナバル山、2017年1月キリマンジャロ、8月エルブルース登頂、12月アコンカグア敗退。2018年9月マナスル登頂。2019年エベレスト狙います。

Day25 C4(7400m)→頂上(8163m)

緊張か高揚か3時間しか寝られず。寝ている時に酸素マスクからよだれが垂れ、ダウンのファスナー部分につららができてる。12時30分に出発。今までと違い頂上アタックは各1人ずつシェルパが付く。私には世界トップ10に入る実力と言われる27歳のシェルパがつく…

Day24 C3(6800m)→C4(7400m)

C3→C4。ひたすら急傾斜をユマール を使って登っていく。酸素を使ってるから楽だ。100人弱はいるだろうか。C4に着いたら空が青黒い。上から地平線に目を向けると段々と青くなっていく様は地球が丸く1番上にいる事を感じさせる。グランドキャニオン、北岳の夕…

Day23 C2(6300m)→C3(6800m)

今日はC2→C3。酸素は革命だった。息切れが無くなり、歩くスピードも早くなった。これならこのままC4まで行けると思った。ユマール を使う場面では大混雑が起き、下りのシェルパが業を煮やしてロープを使わず下山したところこけて、10mほど落ちてロープに捕ま…

Day22 C1(5600m)→C2(6300m)

朝7時半に出発し、C2に12時半に着。C1→C2は4箇所ほどユマール を使うところが予想通りの大渋滞。しかし大渋滞ぐらいのノロノロでも息はかなり切れる。全力ダッシュと同じレベル。途中で100キロオーバーと思われる女性を通り越したが、ただの肥満だとしたらど…

Day21 BC4800m→C1(5600m)

朝8時にBC出発して、2時にC1到着。C1までの道のりは3度目だが、特に慣れるわけもなく相変わらずきつい。今日から10月2日まで晴れ予報なので、BCにいる隊の8割近くが今日出発していて、明日から混雑が予想される。顔なじみになった日本人のKさん、日本人2…

Day20 休養日

4日前にC2で中国人同士が喧嘩して、片方がアイゼンで蹴られて出血しそのままBCまで運ばれたようだ。ピリピリした奴には近づかないでおこう。今日はすっかり雪が止んであちこちから雪崩の音がする。今日と明日休みで明後日出発の予定だったが、登頂予定日の…

Day19 休養日

今日も雪。昨日の深夜下から突き上げるような地震があった後、今まで聞いたことない方向から雪崩れた。こわかった。テントで映画3本観て過ごす。 近年のヒマラヤ登山ではセブンサミッツトレックという隊が大手でルート工作もここのシェルパがやり、我々は使…

Day18 休養日

BCは一日雪。今日から3〜4日間の休養を経て、頂上アタックに向かう。午前は酸素マスク講習、午後は映画3本観て過ごす

Day17 C2(6300m)→BC4800m

今日はBCまで一気に降りて、これで高所順応トレーニング終了。数日間の休みを経て、次は頂上アタック。行きは無かったのにC2→C1の間のルートが何十個もの直径3mぐらいの氷の塊で崩壊していた。その時間歩いていたらと考えたらゾッとするが、山道の落石と同じ…

Day16 C2(6300m)→6600m→C2

外は-20度。今日は高所順応でC2 6300→C3 6800→C2。ここらへんからは個人差が激しく出てくる。女性のKさんは開始1時間でC2に引き返し。私も結構つらくて、6600mあたりで1人ステイを決断。どうせ頂上アタックの際通るから、きつい思いしてわざわざ2回通りたく…

Day15 C1(5600m)→C2(6300m)

今日はC1→C2。朝8時に出る。死んだら終わる何十mのクレバス帯を抜けたら、一つ20分ぐらいかかる70度ぐらいの絶壁を4つぐらいユマールでゼェーハァー言いながら抜けていく。ルートは一つしかないので、下りの人や遅い人でところところ渋滞も起きる。 これらを…

Day14 BC4800m→C1(5600m)

BC→C1。可もなく不可もなく。クランポンポイントでかなりバテバテなバングラデシュ人みたいな特有の肌の黒さの人を見かけ、シェルパの見習いかなと思ってたら、シンガポール人だったらしい。もっとも高所登山に不向きな国で育ちここマナスルに来るのはすごい…

Day13 休養日

BCで休養。雪。Spo2は85%、脈拍68まで改善。ほぼ平地並み。明日からC1、1泊、 C2、2泊、C2→C3タッチの行程。

Day12 C1(5600m)→5900m→BC4800m

昨夜は寝袋に入って寝ようとしたが、鼻だけじゃ苦しく寝られず。仕方なく口ではぁはぁ言いながら自然と寝たが、嫌な夢見るしかなり眠り浅い。今日は2時間ぐらい登ってからBCまで降りる行程。ちなみに高度順応は2度おこなう。1回目はC1に2泊(私は熱により1泊)…

Day11 BC4800m→C1(5600m)

今日は初めての熟睡。今までは喫茶店で銃撃される夢や溺れ死ぬ夢などネガティブな夢しか見なかったが、今日は京大に替え玉受験で受かって学園生活をスタートする夢。何故か元同僚も何人もいて、「みんなには内緒にしてね」と言う謎の夢。 朝Spo2を測ったら、…

Day10

今日はC1に一泊の予定だが、朝の段階でSpo2 54% 脈拍110。ちなみに脈拍は何もしてない状態だと60台で110台とはランニングしてるような状態で非常にまずい。ちなみに70歳のYさんはSpo2 70%の脈拍70とかだ。熱と下痢は収まり、なんとか行けるかなと思ったが朝…

Day9 休養日

今日も休養日。夜から一日中ずっと雨。熱が下がらない。明日C1に一泊する予定だから、治さなきゃいけない。高所での熱は平地よりかなり辛く感じる。さすがにカロリーを取らなきゃ回復しないので、ご飯を少しつまむもすぐ下痢として出される。つらい。

Day8 休養日

今日は休養日。昨日からずっと雨で雪崩の音も何回も聞く。38度近い熱と腹痛と下痢で全然寝むれず。食欲なくりんご2つ食べただけ。

Day7 BC4800m→5400m→BC

今日は高所順応でC1(5600m)の近くの5400m付近まで6時間掛けていく。ここからクレパス帯(氷河の裂け目の落とし穴)になるので、フィックスロープに自分のロープを掛けて渡っていく。これで落ちてもロープが繋がって底まで落ちなく済む。帰りに一回アイゼンのヒ…

Day6 BC4800m→5100m→BC

夜は息苦しくて、1時間に1回は起きた。この日は高所順応で5100mのクランポンポイントまで行く。クランポンポイントとはその名の通りクランポン(アイゼン)を履き替えるポイントで氷河と土の別れ目だ。頭が若干痛く、イブクイック頭痛薬を飲む。あまりコンデ…

Day5 サマ3550m→BC4800m

今日はBC(4800m)へ向け出発。サマガオンの村が3500mなので、標高差1300mの長丁場。高山病にならないようにひたすらスローピッチで歩く。道中は荷物を繋がれた馬や村から荷物をBCに運んでる村人に追い越される。エベレスト街道と違い、サマ村〜マナスルBCはポ…

Day4 休養日

今日は休養日。9時ごろプジャ(祈祷)にお坊さんのところに行く。このお坊さんは30年カトマンズで修行して、2年前に出身地のこの村に戻ってきて庭も合わせ約16坪の敷地から一切出ないで修行している。我々が下山するまで毎日祈ってくれるとのこと。 午後は漫画…

Day3 サマ3550m→4200m→サマ

今日も高所順応の為4200mぐらいのお寺までハイキング。道中ヤクと会うが我々が近づくとすぐに逃げていく。相当しごかれてるのだろう。道中ヤクの巨大な水状のうんこを10回は踏んだ。村や寺に向かう道は家畜のうんこだらけでうんこを踏む事には慣れた。寺では…

Day2 サマ3550m→4100m→サマ

午前中は高所順応の為に4100mぐらいのところまでハイキング。宿を出る時、ロバが何頭かロッジの玄関にいたのでロバ使いにどかすようにHガイドが促したところロバ使いは腹と顔付近に強めの蹴りをかましてどかしていた。少々ショッキングだったが、彼らにとっ…

Day1 カトマンズ→サマガオン村(3550m)

今回のメンバーは日本人のHガイドの元、私と70歳のYさん、60代のIさん、50代女性のKさんでみなさん海外登山経験は豊富だ。直近だとYさんとIさんは7000mのムスターグアタ、Kさんはエベレストの途中まで。 朝ヘリに乗って、1時間ほどで3550mのサマの村に着く。…

エルブルース最終日

深夜12時だが、気温は0度程で思ったより暖かい。頂上付近のところにフィックスロープのところがあり、今日から腰にハーネスやカラビナ、スリングを付ける。要は滑落の危険がある場所があるにロープが固定さてているので、そこに自分の腰に付けたロープを結ん…

エルブルース4、5日目

4日目 今日はテレスコルの村からリフト、ロープウェイ、雪上車を使用して自分の荷物やパーティの食糧等を荷揚げしていく。キリマンジャロではこれらはポーターの仕事だったが、エルブルースでは自分たちでする。各動力の間を運ぶのはかなりの重労働だった。 …

エルブルース1、2、3日目

エルブルースの麓にあるテレスコル村までがかなりの旅路となった。成田から北京で4時間、乗り継ぎ3時間、北京からモスクワまで8時間。初日はモスクワ空港の近くに泊まることに。そして、2日目はモスクワ空港から国内線でミンボディ空港へ3時間。そしてそこか…

エルブルース

ご無沙汰しております。約半年ぶりの更新となりましたが、山はサボっていた訳ではなく月2回ほどのペースで日本の山に行っていました。前回の記事でも書いた通り、キリマンジャロの次としてはヒマラヤの6000m級の雪山に行く予定でしたが、モンスーンの都合上…

八ヶ岳・硫黄岳

キリマンジャロから3週間が過ぎた。現在次に行きたいと思っている山は、ネパールのヒマラヤ山脈の6000m級の山のいずれか。キリマンジャロはおよそ5800mで単純に次はそれより高い山に登りたいし、トレッキングは飽きたのもある。なによりヒマラヤの雪山に登…