海外山登りブログ

アラサー。2016年12月キナバル山、2017年1月キリマンジャロ、8月エルブルース登頂。体脂肪率22%、富士山登ったら1週間筋肉痛。ひそかに世界七大陸最高峰登頂狙ってます。

エルブルース最終日

   深夜12時だが、気温は0度程で思ったより暖かい。頂上付近のところにフィックスロープのところがあり、今日から腰にハーネスやカラビナ、スリングを付ける。要は滑落の危険がある場所があるにロープが固定さてているので、そこに自分の腰に付けたロープを結んで登る。始めて装着したが、ガイドが付けてくれるだろうから問題はないだろう。そして、雪上車にいざ乗り込み出発。

 

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     30分ほどして、出発地点の4700mパスツーコフ岩に到着。まずはここから2時間掛けて300mほどの急登を登る。

 

     地獄だった。傾斜はもちろんだが、狭い道の為か1時間に1回しか休みが無く、ダンベルスクワットを休み無くやらされている感じだ。ダブルのブーツとアイゼンで片足2キロ強あるので、それもツラさを増幅させる。あまりにキツすぎて、わざと転げ落ちてリタイアしようかと思ったぐらいだ。しかし進むしか道は無く、心を無にする作戦や奴隷なりきり作戦もしたが、足首の裏の筋肉があまりにキツすぎて「キツイ」で2時間が埋め尽くされた。そして、やっと急登をクリアし、次はトラバースに突入。この図の④から5416mのところだ。

 

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      ここはさっきの急登よりはましで普通にきついぐらいだ。フィックスロープのところもガイドが付けてくれ、危なげなく通過。2時間ほど歩いていくと、酸素が薄くなっていくせいか息切れが激しくなり、頭痛とめまいもしてきた。これはまずいと思い、ダイアモックスを飲むとある程度は楽になった。1時間ほど歩き、5416mの踊り場みたいなところに到着し、そこで小休止。最後の頂上アタックに向け、カロリー補給や重い装備はここにデポしていく。

 

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      最後の方は一歩一歩がきつかったが、なんとか2時間ほど登り5642mの頂上まであと10mといったところで、私の前を歩いていた参加者が先に到着した仲間とハイタッチしているのが見え、私も仲間とハイタッチしたい一心で最後の力を振り絞り登り、ヨーロッパ大陸最高峰に到着!

 

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     しかし、残り数mの彼らのところまでいく体力は無く、マラソンの川内ばりにその場に倒れ込みハイタッチする事はできなかった。頂上では、15分ほど滞在しすぐに下山。帰りは2時間半程で下山できた。結局、登りは8時間で計10時間半。速い参加者のグループだけで行けば、8時間ぐらいだっただろう。

 

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      今回の登山でわかった弱点としては、急登に弱いこと。今後は走り込みのスピードを上げたり、ランニングマシンの傾斜を上げる等して対策していくつもりだ。

次回は年内に南米大陸最高峰6962mアコンカグアを狙いたい。ガイドいわくキツさレベルでエルブルースを5だとすると、アコンカグアは10らしいのでがガチでトレーニングするしかない・・。

 

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エルブルース4、5日目

4日目

 

    今日はテレスコルの村からリフト、ロープウェイ、雪上車を使用して自分の荷物やパーティの食糧等を荷揚げしていく。キリマンジャロではこれらはポーターの仕事だったが、エルブルースでは自分たちでする。各動力の間を運ぶのはかなりの重労働だった。

 

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そして、昼過ぎにコンテナ3900m小屋に到着。ここで2泊した後、深夜にアタックする。

 

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この日は天気も良かったので、4100mの岩場まで往復2時間の高度順応。アイゼンの結び方が逆という超初歩的なミスを犯すも、それ以外は何事も無く無事ハイキング終了。夜になっても気温は3度程でかなり暖かく過ごしやすかった。

 

5日目

 

     今日は朝5時出発で登り3時間掛けて、4700mのパスツーコフ岩まで行く。ここのサイトがわかりやすいので、画像を転載させていたただきます。

https://www.dac-group.co.jp/7dac/04.html

 

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      ちなみパーティの配置としては一番先頭がロシア人ガイド、二番目に一番遅い人、三番目に次に遅い人となる。これは遅い人のペースに合わせるということで、もちろん私は二番目だ。スタート30分後ぐらいには女性が足に痛みを訴え、立ち止まる場面があった。どうやら靴が合わず、足の皮が剥けていたみたいだ。私なら間違いなく引き返すが、この女性はそれでも行くと言う。日本人ガイドがテーピングの緊急措置をし、歩みを再開する。さすが、ここまで来るような女性は気合いが凄い。 

 

 

     

       そんなこんなでパスツーコフに到着し、30分ほどゆっくりする。それから下山し、小屋には1時ごろ到着。ダイアモックスと高度順応の日数もしっかり取れた事で若干の食欲不振はあるが、頭痛は無し。しかし、明日の最終アタックへの不安もありかなり憂鬱な状態続いていた。5000mぐらいまでは雪上車でいける予定だったが、今年は雪が少ないということで、雪上車が4700mパスツーコフ岩までしか行けず、そこからの約300mがかなりの急登らしく2時間ほどかかるらしい。厄介な体力削りが追加されたが、考えても仕方無いので、何も考えないようにするしかない。

 

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        明日の深夜12時アタックに向けて、早めに床に着く。

 

 

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エルブルース1、2、3日目

      エルブルースの麓にあるテレスコル村までがかなりの旅路となった。成田から北京で4時間、乗り継ぎ3時間、北京からモスクワまで8時間。初日はモスクワ空港の近くに泊まることに。そして、2日目はモスクワ空港から国内線でミンボディ空港へ3時間。そしてそこから車に3時間乗って、夕方に標高2000mのテレスコル村に到着。移動には丸二日要した。道中はツアーの参加者に1人の荷物が到着地の空港に届かない等のトラブルもあった。結局荷物は出発の日になって、届かず彼は現地でレンタルするはめになってしまった。

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       そして、3日目の朝を迎えた。今日の行程はロープウェイで一気に3500mまで上がり、3900mの小屋まで行き、またロープウェイまで戻り宿泊していたテレスコル村まで降りるという高度順応の為の日だ。パーティは参加者9人、ガイド2人の大所帯。私の予想では速いグループと遅いグループに自然と別れると思っていた。もちろん私は後者の方だ。10分ぐらい歩いたところで、想定外の事が起きていることに気付いた。遅いグループが私しかいないのだ。頑張って付いて行こうも、息切れが激しく登りが急で足首の筋肉が痛い。これ以上、頑張ると高山病になるし、筋肉痛になって初日にリタイアということなりそうなので、周りは気にせずゆっくり行くことに。そんなこんなで ビリの座は頑なに死守し、3900mの小屋まで到着し呼吸もだいぶ楽になっていた(8割はダイアモックスおかげだろう)。

 

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      エルブルースは最後の方がかなり急登らしいのだが、下っている途中参加者に「今日に登りの急登きつかったですねえ」と、話し掛けると「え?急登なんてありましたか?」との答えが・・。今回のメンバーは全員海外登山の経験があり、かつ日本の山の経験が豊富らしい。やはり6000m級の雪山になると一気に参加者のレベルが上がる感じだ。なんとか食らいついて行きたい。

 

     明日はいよいよエルブルース山中の3900m山小屋へ。

 

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エルブルース

 ご無沙汰しております。約半年ぶりの更新となりましたが、山はサボっていた訳ではなく月2回ほどのペースで日本の山に行っていました。前回の記事でも書いた通り、キリマンジャロの次としてはヒマラヤの6000m級の雪山に行く予定でしたが、モンスーンの都合上ほとんどのツアー会社は5月か10月あたりしか催行しておらず、4月に日本に帰国したばたばたでヒマラヤはとりあえず断念。

 

 そこで、次に考えたのがヨーロッパのマッターホルンモンブラン、ロシアに位置するエルブルースあたりの雪山。人気や知名度を考えると前の二つだけど、標高が4400mと4800mなので経験を積む山としてはどうかなと思い、ある程度標高のある5642mのエルブルースを選択。キリマンジャロと同じ世界七大陸最高峰の一つでもあるのも決め手だった。

 

 行程としては4000mの山小屋を起点に3日ぐらい途中まで登り降りし、高所順応をし最後のに日に一気に頂上まで行ってしまう感じ。キリマンジャロよりは若干楽そうだが、問題は寒さ。-12℃ぐらいで、風があると更に下がり体感温度は-20℃になることも。しかし、これぐらいは厳寒期の八ヶ岳で体験してイメージはできるが、エルブルースの場合は高所の為、それに加え酸素が薄くなることで血流も悪くなり体感温度は更に下がる。私は高山病に弱い為、この点が若干心配である。

 

 今回は高所の雪山ということで、新規でいろいろと雪山ならではの装備を買いました。

 「ダブルブーツ」靴の中で靴を履く。真ん中の小さい靴を履いて、隣の靴に足を突っ込みます。高かったです。

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 「ゴーグル」吹雪対策

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 「ミトンのグローブ」グローブとしては最強の温かさ

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 「マウスピース」小屋なので、自分のいびき対策。依然、キナバル山の山小屋で自分ではない人のいびきがうるさく、同部屋の他の人がその人を殺すんじゃないかぐらいの勢いでキレていた為。

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では、行ってきます。

 

 

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八ヶ岳・硫黄岳

      キリマンジャロから3週間が過ぎた。現在次に行きたいと思っている山は、ネパールのヒマラヤ山脈の6000m級の山のいずれか。キリマンジャロはおよそ5800mで単純に次はそれより高い山に登りたいし、トレッキングは飽きたのもある。なによりヒマラヤの雪山に登るというのは、雪山の技術も必要だし1ヶ月弱の日程も必要だ。ここをクリアできたら私の中では、今後はどこに山でも登れる下地、あるいはスタート地点に立てるという考えでいる。

 

       ということで、ツアー会社等が提供する雪山初心者講習を受けた。催行10日前になって申し込みは私しかいなく、催行しないという連絡が来たがそこしか日程が空いてなかったので、ツアー形式ではなくプライベートガイドとして個人的にガイドを雇うことで無理矢理開催にこぎつけた。1泊2日でおよそ10万円だったが、私含め友人3人を急遽呼んだ為、自己負担は少なく済んだ。

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         コースは八ヶ岳の硫黄岳を山小屋泊まりで1泊2日で登るというもの。当日の天気は−15度ぐらいでリュックから物を取り出す際、手袋を取って取り出していたらものの数分で指先に激痛が走った。人間の身体は寒いと末端神経まで血液が回らなくなるらしい。20分ぐらい歩いかないと指先の痛みは治らない。手袋を付けたまま5分立ち止まるだけでも同様の事が起きる。ちなみに手袋は厳冬期専用の手袋で2枚重ねで、価格は2万円弱もするものである。

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          山小屋は赤岳鉱泉で土曜日ということもあり、200人超の満員。小屋に入ると、明日私達が行くコースで本日雪崩があったとに情報があった。更に金曜日には隣の阿弥陀岳で早稲田の学生が滑落して亡くなっていた。ちなみに7大陸最高峰に19歳で登った早稲田の南谷真鈴さんも去年か一昨年、阿弥陀岳で滑落し九死に一生を得た。それでもこの山の満員ぶりを見ると、人間の冒険心の強さを思い知らされる。

 

         翌日の早朝、山小屋を出発し頂上までは3時間ぐらい。2時間ぐらい歩き森林限界を超えると風を遮るものが無くなり、一気に風が強くなり体感温度もぐっと下がる。目だし帽で顔を覆っていたが、皮膚が出てる部分は寒いというより痛い。ドライアイスを直接付けられてるみたいだ。ガイド登山ということでロープを念の為、付けて登ったがロープ無しでコケたら、死ぬようなところもあった。私は森林の中でアイゼンを靴紐やズボンに引っ掛けて数回転んだので、ここで転んでしまったらと思ったゾッとした。

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        頂上では写真をささっと取って下山。下りは4時間ぐらいだったが、アイゼンで逆ハの字の形で歩いていたので、内股が痛くなり階段を登るのもきつかった。他にも靴が合わなく足裏が痛くなったりと初の雪山ならではの不調がいくつかあった。

練習の為、3月もまた違う雪山を登ろうと思う。

 

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キリマンジャロ6日目 3100mムウェカキャンプ〜1800mムウェカゲート

朝、7時に起床し食事をし8時30分に出発。今日は4時間ほどの道のりで昨日と比べると、かなり楽。昼前にゲートに到着し、キリマンジャロ登山は無事終了。私が利用した現地のツアー会社は日本人が経営してるので、ランチボックスに梅の入ったおにぎりと冷えたビールがが出てきて今までの食欲の無さが嘘のように食が進んだ。タンザニア料理ももちろんおいしかったが、ずっとだと飽きてくる。自分の好きな食事の大事さに気がつかされた。

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  あと後遺症としては、私は、唇の日焼け(皮がベロベロに向けて食事も痛い)、鼻の中が痛い(砂埃で鼻が傷付く?)、連れは、咳が止まらない(喉に砂ぼこりが入る)、顔の日焼けがありました。サングラス、日焼け止は必携です。

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  登ってる途中はもう二度と登らないと思ってたし、ガイドに「次はいつ来るんだ?」とか聞かれ「20年後に息子と来るよ」とはぐらかしたが、1週間経った今、また登ってみてもいいかなという気持ちになっている。私がたんなる馬鹿なのか山に麻薬があるのだろう。また近いうちに海外高所登山をしよう思う。

 

   

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キリマンジャロ5日目 4673mバランコキャンプ〜5895mウフルピーク〜3100mムウェカキャンプ

    夜11時に起こされ、軽く食事を取り出発の準備をする。4時間ぐらいしか寝れてない。そして12時にスタート。

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キツイ  しぬ  帰りたい  眠い

 

    歩きながら、来た事を後悔していた。引き返したくても、暗闇で下るのもきつそうだから進むしかない。連れは眠りながら歩いていて、何度も倒れそうになっていた。幻覚で岩がテントにも見えた。高山病の症状は人によって違うようだ。富士山でも幻覚を見たので、どうやら幻覚癖があるみたいだ。道は終始、自転車の坂道を漕いでる感じで15分歩いては岩に座って休む。ガイドが長く休むなと何度も言ってくるが、「もうちょっと休まなきゃ歩けない」「行くぞ」20秒無視……………私「オーケー、アイムレディ」の繰り返し。

 

https://m.youtube.com/watch?v=JMMkbcqMEXQ

イッテqキリマンジャロ頂上アタック

   

    ただひたすら前を行くガイドの足元を見ながら歩く。何も考えず、機械のように足だけ動かす。昔の奴隷もこんな感じだったのだろうか。5時間半ほど歩いた後、ガイドが「almost there!」と何度も言い始めた。ようやく着くかと思い、連れを見ると涙を流している。苦しすぎて息が全然できないらしい。そして、ようやく頂上に到着!

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      と思って写真を撮ってたら、他の登山客は先にどんどん進んでいく。ガイドに聞いたら頂上まであと1時間だという。almost thereって言われたら普通頂上だと思うだろう。ここで連れが休んでいると、ガイドが「さあ早く行くぞ」言うと、連れが「あなたが急げ急げ言うから、こっちはまともに息が出来ないのよ!」と反論した。そしてガイドは「OK….もうちょっとだけ休もう」。終始急かされたが、意味がわからなかった。

 

      いつの間にか空は明るくなっていて、暗闇よりはいくらか気が晴れる。何度も休憩しながら、ようやく本物の頂上に朝7時に到着。頂上から見る景色は最高だという気力も無く、記念写真だけをとってささっと下山開始。

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     下ってる途中、前日にあった日本人らしき女性とすれ違うが向こうもこっちも死にそうな為、会話無し。男がいなかったが、高山病で下山したのだろう。ちなみに2時間後、彼女は颯爽と私を抜かしていった。

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    足の筋力がが機能しない中、3時間かけ元のキャンプに戻った。そこで1時間休憩し、4時間掛け,最終宿泊地である3100mムウェカキャンプに到着。疲れがピークに達していたので、人から声を掛けられても何も答える気力はなかった。疲れ過ぎて、ストックを岩にぶん投げたい衝動が何度もあったが、我慢した。

 

     あまりにも疲れていたので、食事をした後はすぐ寝た。

 

 

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